FURU2007-01-14


60年代に活躍したイギリスの俳優兼シンガー。
あまり詳しくはないのですが、これは67年リリースで
彼のたぶんセカンド・アルバムだと思います。
ギターの弾き語り、グッドタイミー、そして時代を反映した
サイケやインド志向のサウンドなど、
シンプルな雰囲気ながらも幅広い音楽性で聞かせます。


曲はカバーが中心。
レナード・コーエンの「Suzanne」からアルバムはスタートしますが、
このカバーはシングル・カットされスマッシュヒットしたようですね。


このアルバムで特に私が気に入っているカバーは3つ。
グッドタイミーなアレンジの「Just Like A Woman」(ボブ・ディラン)、
インド楽器をふんだんに盛り込んだ「Museum」(ドノヴァン)、
そしてアコースティック・ギター弾き語りで聞かせる「Strawberry Fields Forever」(ビートルズ)
ってのがその3曲。


特に「Strawberry〜」の弾き語りカバーというのが個人的にはニンマリで、
しかもアルバムのラストをこれで締めくくるなんて、
なかなか良いセンスしてるじゃありませんか。

FURU2007-01-13


昨年出会ったアルバムの中でも特に印象深い一枚。
アコースティック・ギターの弾き語りスタイルに、
スウィンギーなバックが付き、トラディショナルなゴスペルやブルーズ、
R&Bやジャズ・ナンバーをカバーしていきます。
こういうのってジャンル分けが難しいんですけど、
そういうアルバムに限ってかなりツボだったりするんだよなぁ(笑)。


アコギの刻みだけをバックに歌い出すサム・クック「Touch The Hem」のカバー。
これはグッとくるね。間もなくしてバック・バンドが入ってきて、
もちろんそれも悪くないんだけど、この時ばかりは、
「もうちょっとギターだけで聞かせてよ〜」って思ってしまうなぁ。
シスター・ロゼッタ・シャープの「My Journey To The Sky」もすごく良くて、
この2曲がベストトラック。
どちらもB面に収録で、この2曲のために私はいつもB面から聞き始めます。
そして、A面にひっくり返すと、
女性Voを大々的にフィーチャーした「Get Happy」が
タイトルどおりハッピーに迎えてくれます。
The Original Sloth Band & The Honolulu Heartbreakersなるバックバンド
とともに聞かせる、最高にごきげんでスウィンギーなナンバーですよ。

FURU2007-01-09


本日のコタツ音楽は、通称“馬”アルバム。
ソウル・ファンには人気の一枚ですね。68年リリースだったかな。
軽快な60Sフィリー・インストなタイトル曲「The Horse」が
全米ヒットチャートで、ナント第2位まで上がっています。
馬が駆け抜けていく感じを見事に表現した名インスト・ナンバーですが、
アルバムではさらに「The Camel」「The Mule」と、
動物シリーズ・インストを収録。
でもいずれも軽快なフィリー・ダンサー風インストで、
これで「らくだ」って言われても、なんかイメージ沸かないんですけど(笑)。


上で「インスト・アルバム」って書いたけど、
実は全12曲のうちインストは7曲。で、残りの5曲は歌もの。
リーダーのクリフ・ノーブルズ自身がVoだと思うのですが、
これがなかなかのソウルフルぶりで結構イケてます。
軽快ダンサーな「Judge Baby, I'm Back」、
アップビート・シャッフルな「Let's Have A Good Time」、
ミディアム・バラード「The More I Do For You」といったナンバーで
自慢のノドも披露しています。


このジャケ画像だと分かりづらいのですが、大きな馬のデザインをバックに
メンバーがとっているポーズが結構バカっぽくて好きなんですよね(笑)。
アルバムのラスト「Love Is All Right」って言う曲は、
「The Horse」のボーカル・バージョンで思わずニヤリ。
全体を通して、色んな意味でなかなかオススメな一枚だと思います。

ということで、本日のコタツ音楽は、上の棚の一番左にあったアルバム。
要するにアルファベット順に並べて一番最初にくるアーチストですね。

♪Ahmad Jamal Trio 『Count 'Em 88』

ジャズ・ピアニスト、アーマッド・ジャマル。56年録音のARGOモノラル盤。
なかなか良いジャケでしょ(右上の画像参照)。ピアノ・トリオものって落ち着きますよね。
何となくこんな時間帯がよく似合います(現在11:00p.m.なり)。

FURU2007-01-08


↓↓試しに載せてみました。↓↓
左からAで始まって、Bの途中までです。
最初は「背表紙」からアルバムを当てるクイズにしようと思ったのですが、
これじゃ何がなにやら分からないですね(笑)。


まぁ、ひょっとしたら何枚か分かる盤もあるかもしれませんね。


FURU2007-01-07


本日のコタツ音楽は、ジュリー・ロンドンの『カレンダー・ガール』。
56年リリースのジュリー3作目。毎年一月になると、
なぜか無性に聞きたくなるアルバムなんですよね。
まぁジャズと言うよりはポピュラーボーカルと言ったほうがいいかな。
このジャケゆえに彼女のアルバムの中でも人気の高い一枚で、
オリジナル盤は結構高価です。特にジャケの美品となると・・・。

私が所有しているのはズバリかなりの美品でございまして、
ホント運良くゲットできたんですよね。
ここに辿り着くまでに、2回ほど買い換えていますけど(笑)。
ちなみに買い換えるまで所有していた2枚は、
いずれもオークションでそこそこの値段で売れています。


カレンダーのごとく1月から12月までをジュリーの歌とともに駆け足で巡る一年間。
ラストに「13月」というナンバーがオマケで収録されていますので、
全13曲となっています。今までに私が聞いた中では、
これこそが“史上初のコンセプト・アルバム”と呼べる内容のアルバムですね。
ビートルズ『サージェント・ペッパーズ』のリリースよりも10年も前の話です。
ジャケに関しても“コンセプト・アルバム”と呼ぶのにふさわしいもので、
一年間、計12枚のジュリーのフォトが楽しめます。

 

FURU2007-01-06

聞かなくなったレコード数枚を売りに中古レコ屋へ。
そのついでに棚を軽くサクサク(笑)。
で、見つけてきたのがこのアルバム。
きよさんが以前に紹介されていたんだっけかな?
何となく記憶に引っかかっていました。1260円でお手頃だったし。


♪Country『Country』


71年作。ウエスト・コースト系のグループでしょうか。
なかなかメロディアスなオリジナルの楽曲を聞かせてくれます。
この手作り感がたまりませんねぇ。
これは、お正月早々なかなかいい買い物をしたぞ。


これが今年の初レコ買い。厳密には昨年の落札レコが
元旦に届いているので、今年2枚目ってことになりますけど。
今年はどんな新着レコが我が家の棚を賑わすのか、今からとても楽しみです。


画像、ちょっと変わったアングルにしてみました。