■
ジャニス・ジョプリンが在籍したこのバンドと言えば、
何と言っても68年のライヴ盤『Cheap Thrills』が有名ですが、
これはそれ以前の67年にリリースされたファースト。
ジャニスと言えばR&Bやブルース・ロックってイメージがあるけど、
このアルバムの頃はまだブルース・ロック色は弱めで、
時代を反映したサイケ・ポップ的な感覚もあって、それが逆に新鮮だったりします。
他の男性メンバーがリード・ボーカルをとっているナンバーもあり、
「ああ、バンドだなぁ」なんて妙に納得してみたりして。
『Cheap Thrills』に比べれば、語られることは圧倒的に少ないアルバム。
まぁ、たしかに全曲がめちゃ良いってわけじゃないんだけど、
アルバム・トップの「Bye,Bye Baby」はリズム変化が楽しい好ポップナンバーだし、
何と言っても「Down On Me」のスマートなカッコ良さったら、もう!
ってことで、今日は「Down On Me」を3回リピートして聞いちゃいましたぁ。