FURU2007-01-03

新年3日目。いかがお過ごしでしょうか?


Alan Price『The World Of Alan Price』


本日のコタツ音楽はこれ。私はアニマルズのアルバムって全然持ってなくて、かろうじて廉価盤CDでべスト盤を一枚持ってるだけなのですが、昨年末にゲットしたこのアラン・プライスを結構気に入って聞いています。


アラン・プライスは元アニマルズの鍵盤奏者。これは、彼のアニマルズ脱退後の66年〜60年代後半の音源を集めた英DECCAによる編集盤で70年のリリース。(このDECCAの『The World Of〜』シリーズはなかなかの好編集盤で、この他にも何枚か立て続けにゲットしています。)


自身のオルガンやピアノに、ホーンもフィーチャー。時にちょっとコミカルな雰囲気も覗かせる素敵なグッドタイム・ミュージック。アニマルズ時代の「朝日のあたる家」の雰囲気を受け継いだ「I Put A Spell On You」のような曲もありますが、メインとなるのは軽快でポップなナンバーです。代表曲とも言える「Hi Lili, Hi Lo」や自作の「The House That Jack Built」、よりアップテンポで軽快な「Falling In Love Again」あたりも素敵ですが、何と言ってもランディー・ニューマン作の2曲「My Old kentucky Home」と「Simon Smith And The Amazing Dancing Bear」がお気に入り!特に後者は、驚くほどに彼のカラーにピッタリで、ホント素敵すぎます。アルバムではラストに収録されているもんだから、LPを最初から聞くと、この曲が待ち遠しいったらありゃしない(笑)。満を持してラストで登場するとそのまま3回くらい繰り返して聞いちゃいますよ。


さてさてこの「サイモン・スミスと踊る熊」。邦題もそのものズバリで素敵です(笑)。作者ランディー自身も72年『Sail Away』の中で歌っていました。その他にもハーパース・ピザールやニルソンも取り上げていて、しかもそのどれもが名盤なんだよなぁ。まさに“名盤の影にこの曲”ありだな。ということで、他にもこの曲の素敵なカバーがあったら教えてください。