FURU2006-02-19

今日は久しぶりに一日家で過ごす予定ですので、
現在聞いている音楽を「実況中継」してみたいと思います。
これも随分と久しぶりの試みです。
オーディオが新しくなっていることもあって、
朝っぱらから、ついついボリュームも上がってしまいますねぇ(笑)。


a.m.8:40Jess Roden『The Player Not The Game』

77年作。彼のアルバムはこれしか持ってないのですが、かなりのお気に入り。1曲目「Misty Roses」は、ちょっとけだるい日曜の朝に聞きたくなる曲。本当はもうちょっと窓から陽が射し込めばシチュエーション的にもバッチリなのですが、残念ながら曇りベースの関東地方です。B-2「Drinking Again」の間奏。ヴァイヴとベースとピアノのジャズ・アンサンブルにすっかり聞き入ってしまいました。新しいアナログ・プレイヤーとカートリッジで聞くと、各楽器の音がよりリアルにくっきりと迫ってきます。


a.m.9:30♪Anne Murray『Snowbird』

タイトル曲がファースト・ヒットとなったアン・マレーの一作目。彼女のような瑞々しい雰囲気のある女性ボーカリストの声が、より一層瑞々しくなったように感じます。このアルバムはもちろん「Snowbird」も好きですが、その他カバー曲がなかなか面白くて、ジェームス・テイラー「Fire And Rain」、ホセ・フェリシアーノ「Rain」、そしてボブ・ディラン「I'll Be Your Baby Tonight」などのカバーが収録されています。


a.m.10:10♪John Miller『Biding My Time』

このアルバムはホント良い音で鳴ってくれるなぁ。フィンガーピッキング・ギタリスト、ジョン・ミラーによる79年リリースのガーシュウィン作品集。まるでその両手の細かい指使いまでもが、スピーカーを通じて伝わってくるかのようです。全13曲中、アコギ一本のみによるインストが5曲。歌ものとインストとのバランスも実に良い感じで、ギター・ファン必聴の名盤です!


a.m.11:00♪Barbara McNair『The Livin' End』

洗濯をしながらのBGMはこれ。60年代半ばにはモータウンに移籍するバーバラ・マクネア(美人です!)の60年代前半のワーナー時代のアルバム。基本的にクリアーな声の持ち主ですが、ホーンをフィーチャーした演奏をバックに力強く歌います。洗濯機の音にも負けていません(笑)。1曲目の「I've Got Your Number」が好き。超有名曲はありませんが、ジャズ〜スタンダード系のカバーが中心です。


a.m.11:50♪Lexia『Lexia』

いきなりグッドタイミーなサウンドに変化する「Good Morning To You」からもう飛びっきり素敵なこのアルバム。かと思えば、ファンキーなギターリフが飛び出したり、私にとって「音のオモチャ箱」的に楽しめる一枚です。再発盤LP。このアルバムからは過去にmeikanさんが「Love Is」を、keiさんが「Lovelight」をそれぞれセレクトされていました。あとB面アタマの「Carnival」。これもめちゃめちゃ好きです。今ちょうど洗濯物を干しながら流していたので、あんまりじっくり聞けていませんでしたが・・・(笑)。


p.m.12:50♪Dennis Lambert『Bags & Things』

ブライアン・ポッターとの名作曲家コンビで知られるデニス・ランバート。彼の72年リリースのソロ・アルバムですが、曲が良いのはもちろんのことこれが歌いっぷりもなかなかなもの。タイトル曲から始まって、「Ashes To Ashes」や「Cross My Mind」など名曲が目白押し!これもジョン・ミラー同様、以前にCDからアナログ盤に買い換えたアルバム。見開き中ジャケもなかなかオシャレで好きです。今日ここまでずっとアナログ盤を聞いていますが、こんなペースで酷使されているカートリッジDL-103の寿命は大丈夫なのでしょうか?


p.m.2:30♪The Original Caste『One Tin Soldier』

昼食に焼きそばを作って食べ、今一段落したところで、このアルバムを聞いています。焼きそばは「シマダヤ」のものを使用。スーパーで普通に売っている麺の中では、このシマダヤが一番旨いのではないでしょうか。ちなみに本日の具材は、もやし・キャベツ・豚肉というごく普通のラインナップでした。
で、このアルバムですが、オリジナル・キャストはカナダのポップ・グループ。プロデュースが↑のデニス・ランバートとブライアン・ポッターのコンビで楽曲も多く提供しています。有名なのがタイトル曲「One Tin Soldier」と、何と言っても「Mr. Monday」でしょう。他にも以前セレクトでも使用した「A Picture Of Bob Dylan」とか「Nothing Can Touch Me」などキャッチーで明解な良質ポップ・ソングが詰まっています。


p.m.3:15♪Victoria Tolstoy『White Russian』

ずっとレコードをかけていたので、ここらでCDにしてみました。うちのCDプレイヤーは安物ですが、マランツのアンプ、そしてクォードのスピーカーを通したことによって、以前よりも格段にパワーアップしたサウンドを楽しむことができるようになりました。そこでこのCD。今年買ったアルバムですが、リリースは97年。女性ジャズ・シンガー、ヴィクトリア・トルストイは、あのロシアの大文豪トルストイのお孫さんだとのこと。主にスウェーデンで活躍する素晴らしいシンガーで、調べてみると94年にデビューしていて、すでに7枚くらいアルバムも出ているようです。スタンダードではなくオリジナルの楽曲が中心というのも私にとってひじょうに新鮮。今年出会ったアーチストの中で、今最も気になる一人です。他のアルバムも色々と聞いてみたいですね。


p.m.4:20♪John Stetch『Green Grove』

ジャズCDが続きます。これは99年リリースの極上ピアノ・トリオもの。これはホントに凄い。特に2曲目のオリジナル「Chips For Crunch」と、続くスタンダードの「What Is This Thing Called Love?」。このピアノ・ベース・ドラムの三者の凌ぎ合いのスリリングなこと。こういったサウンドをもっともっと良い音で聞きたくなって、オーディオにどんどんお金がかかってしまうんだろうなぁ。


p.m.5:10Tommy Flanagan Trio『Giant Steps』

ジャズ・ピアノ・トリオが続きます。トミー・フラナガン(p)、ジョージ・ムラツ(b)、アル・フォスター(ds)による82年リリースのLP。タイトルを見れば分かる人はすぐに分かると思いますが、これはジョン・コルトレーンへのトリビュート・アルバムになっていて、全6曲すべてコルトレーンの作品が演奏されています。今年の1月にゲットしたアルバムです。


p.m.5:50Stan Getz『Sweet Rain』

これも今年になってゲットしたばかりの盤。私にとって、やっと3枚目のスタン・ゲッツのアルバムです。67年録音で、スタン・ゲッツ(ts)、チック・コリア(p)、ロン・カーター(b)、グラディ・テイト(ds)によるカルテット演奏という凄いラインナップ。これが悪かろうはずもありません!

ちょっと買い物に出かけてきます。


p.m.8:15The Beatles『Magical Mystery Tour』

夜はオークション・サイトを色々と眺めながら、まずはBGMにビートルズを聞いています。去年あたりからビートルズ熱が再発しはじめ、現在でも毎日一回はビートルズ関連を何かしら聞いてるなぁ。アルバム『マジカル・ミステリー・ツアー』は67年リリースのU.S.編集盤。今CDで聞いているのですが、LPで言うところの“A面”が同名TV映画のサントラで、“B面”が67年にリリースされたシングル盤をまとめたもの。このB面があるが故に、アルバムとしては他のオリジナル盤に負けない強力な盤となっているんですよね。


p.m.8:55♪Bloodstone『Natural High

「AtoZ」のコーナーで扱うために、久々に取り出して聞いています。スウィート&メロウ路線も得意としたファンク・バンド、ブラッドストーンの72年リリースの代表作。う〜ん、やっぱり「Natural High」は名曲ですねぇ。この曲から始まるB面の流れが大好きなんですよね。意外な展開をみせながらも、スムーズに流れていくこの感じ・・・。


p.m.10:10♪Peggy Lee『Black Coffee』

風呂上り。カートリッジをDL-103からDL-102に交換して、ここからはモノラル・レコードを中心に聞いていきます。まずはペギー・リーの名盤『ブラック・コーヒー』。元々は53年リリースの10インチ盤で、その後56年に数曲が加えられ現在のLPの形になっています。で、うちに所有してあるのは、さらにその再発の国内盤です。レコードに合わせてコーヒーをブラックで!といきたいところなんですけど、お風呂上がりだし、ここはひとつアイスコーヒーでも入れてみました(笑)。Blendy微糖にクリーム入り。あら、全然“ブラック”じゃないや・・・。話戻って、モノラル針で聞くペギー・リーの「Black Coffee」最高ですね。


p.m.10:45♪Julie London『About The Blues』

時間もないのでペギー・リーをA面だけ聞いて、今度はジュリー・ロンドンへ。57年リリースの4作目。過去にももう何度も紹介している盤ですが、全編タイトルにbluesと付く曲ばかりを集めたアルバムです。これはオリジナル盤を美品で所有していて、ステレオ針で聞いていた頃から良い音を鳴らしてくれていましたが、モノラル針となってさらに深みが増しましたね。ノッケの「Basin Street Blues」からもうゾクゾクするような音で迫ってきます。


p.m.11:40♪The King Sisters『Warm And Wonderful』

本日の閉めは、深夜にピッタリなキング・シスターズによるドリーミーなコーラスで。50年代後半リリースのジャケもとても素敵なこの盤。「Nina Never Knew」「There Is No Greater Love」「All My Life」など本当にうっとりするほど素敵なアルバムです。