■

一昨日に続いてビッグ・ビル・プルーンジーを取り上げるつもりでしたが、急遽予定を変更してこのブルーズマンを。大ベテラン、クラレンス・ゲイトマウス・ブラウンが9/10に亡くなられたそうです。去年81歳。

40年代のデビュー以来、ホントつい最近まで精力的にライヴ活動を行なっていた印象があって、来日公演も積極的にこなしていたゲイトマウス・ブラウン。昨年末から肺ガンにより闘病生活が続いていたそうですね。しかも彼が闘病していた自宅が、例のカトリーナの被害にもあわれたそうで、何だかたまらない気持ちでいっぱいになってしまいました。

♪Clarence Gatemouth Brown『The Original Peacock Recordings』

40年代からピーコックに吹き込んでいた彼の50年代の録音を集めた編集盤。ここに収められたインスト・ジャンプ・ナンバー「Okie Dokie Stomp」、名ブルーズ・バラード「Good Looking Woman」「For Now So Long」、そして別編集盤に収録された「She Walk Right In」「Guitar In My Hand」といった楽曲までもが今、私の頭の中でグルグルと回っています。右手をタランとたらして人差し指・中指あたりでピッキングをする、という独特なギター奏法。一度この目でしっかり見ておきたかったなぁ。