FURU2005-06-01

日記でジャズについて書くとコメント欄への反応がいい。だからというわけではないのですが、最近はジャズを聞くことが多くなってきています。今までもボーカル/コーラスものや、ジャンゴに端を発するギター・スウィングもの、オールドジャズと隣り合わせにあるようなジャイヴなど、まぁジャズの一部には好んで触れてきたのですが、いわゆるジャズ史的に見れば「横道」にそれたようなものばかりを聞いてたんですよね。ジャズ史的に言う「王道」が今までスッポリと抜けてたわけ。

いや、関心がなかったわけじゃないんだけど、一度ハマると「底なし」の世界が待っているような気がして何となく避けて通っていた、という感じだったんですよね。でも今確実にその歴史を紐解き始めています。いや「紐解く」なんて大それたもんじゃなくていい。聞いていて楽しい、心地良い。これが基本。ジャズで今一番聞いてて良いなぁと思うのが、ピアノ・ベース・ドラムという最小限のユニットで構成されたいわゆる「ピアノ・トリオ」もの。別に管が入ったものがダメというわけじゃ全然ないのですが、今の自分に一番しっくりくるといか、聞いてて一番落ち着くのが「ピアノ・トリオ」といったところでしょうか。今のペースで言うと、ジャズを聞く時の2枚に1枚はピアノ・トリオのアルバムになっています。はっきり言ってまだまだ初心者ですから、手持ちはホントに少ないんですけどね。


Andre Previn's Trio Jazz『King Size!』

前日の日記のコメント欄で触れたライオン・ジャケ。58年録音。ドイツ出身のピアニスト、アンドレ・プレヴィンに、ベースがレッド・ミッチェル。と、ここまでが一応知ってた名前で、ドラムのフランキー・キャップという人は名前もここで始めて聞きました。まぁ初心者なもんでこんなもんです(笑)。「I'll Remember April」「You'd Be So Nice To Come Home To」「I'm Beginning To See The Light」といったボーカルものでお馴染みのナンバーがトリオ演奏で楽しめます。スタンダードから攻めるのがイチバン、なんてどこが読んだことがありますが、私の場合もホントまさしくその通りで、やっぱり耳になじみやすいんですよね。