FURU2005-05-20

♪Little Jimmy Osmond『Killer Joe』

72年MGMからリリースされた、オズモンズ・ファミリーの末っ子のソロ・アルバム。当時まだ8歳か9歳という本当にまだあどけない子供なのですが、ひたむきに歌うその姿がホント可愛くて、時にフレーズによって歌い方を変えてみたり、となかなか頑張って歌っているのが好感度高し。キッズもの特有の可愛らしさがよく出たアルバムなのと同時に、ドン・コスタによるグルーヴィーなサウンド・アレンジも素晴らしい作品なんですよね。

オススメは、タイトル曲「Killer Joe」、プレスリーの「Teddy Bear」のカバー、そしてラ・ヴァーン・ベイカーの50sR&B大ヒット「Tweedlee Dee」のカバーあたりかな。この当たりはボーカルの可愛らしさもさることながら、サウンド全体がかなり素敵な仕上がりを見せているんですよね。一方でバラードなんかでも、例えばテンプスの「My Girl」をひたむきに歌うそのおマセっぷりがなかなか楽しいんですよね。

70sあたりの音楽が好きな方の中には「キッズもの」のファンの方も結構いらっしゃると思います。未聴の方がいましたら、ぜひぜひチェックされてみてはいかがでしょう?思わずニンマリせずにはいられない、実に微笑ましいアルバムです。