本日のコタツ音楽

FURU2005-03-11

ふぅ〜。やっと週末。まだ聞けていなかった新着盤でもゆっくり聞こう。

♪Margie Joseph『Margie』

彼女の75年作のサード(で合ってましたっけ?)。前年の『Sweet Surrender』同様メドレー仕立てで聞かせる、ニューヨーク録音のアトランティック盤。何気にコーラスに元スウィート・インスピレーションズの面々やダニー・ハザウェイが参加。ファンキーさとメロウさがほどよくミックスされ、全体的に気持ち良く流れていきます。キャロキン・ナンバー「After All This Time」で見せるポップな一面もなかなかいい感じ。


♪The Bells『Love, Luck N' Lollipops』

カナダのポップ・コーラス・グループの72年作のセカンド。キュートな女性Voと数名の男性陣で聞かせるコーラスは、決して洗練されているとは言えない、まぁ言わばB級コーラス・グループなのですが、その肌触りはなかなかユニークで曲によってはかなりドリーミーに聞かせてくれます。全体的にファーストほどのインパクトはないものの、相変わらずカバー曲もほどよく盛り込まれていて、こっちもなかなか気に入って聞いております♪


♪Joe Venuti『Once More With Feeling』

ヴァイオリン・ジャズの開祖とも呼べるジョー・ヴェヌーティ。1920〜30年代にギター名手のエディ・ラングらと素晴らしい演奏を繰り広げた偉大なるジャズ・パイオニアの一人。そんな彼の69年録音のアルバムをネットで見つけて思わずポチッといっちゃいました。で、針を降ろすと、いきなりのキュート&ポップなナンバー「Popi」にかなり面食らっちゃった(笑)。これはこれで悪くないのですが、さらに続くポップ/イージーリスニング的な雰囲気やジャズとは言いがたいマイナーバラードなどに「これは失敗だったか・・・」とかなりガッカリしていました。(あ、いや、ポップやイージーリスニングが嫌いというワケではないのですが、私の抱く彼のイメージとあまりにもかけ離れていたもので・・・)

しかーし、B面の一曲目「枯葉」のスローに始まり、スウィンギーにリズム変化していく展開に「おおおっ」と唸り、あとはもう軽快スウィンギー・ナンバーのオンパレード! ピアノやベース、ドラムといった楽器も次々とソロをとったり、ジョーの弾くヴァイオリンも含めて掛け合いもたっぷりと楽しめ、「これぞヴァイオリン・ジャズ!これぞジョー・ヴェヌーティ!」といった感じでもうウキウキ状態。A面を聞いてた時のあの絶望感は一挙にどこかへフッ飛んじゃっいました。AB面でこんなにギャップのあるアルバムも珍しいなぁ(笑)。