こんなギターが弾けたら・・・(1)

FURU2004-12-21

ギター購入の効果で、最近は家でギターを弾く時間が増えています。楽器やってる人なら分かると思うのですが、新しい楽器を購入すると、嬉しくってホント弾く時間が増えますよね。なんか初心に返った気分になります。単に一時的なことにならないようにしないと、ね。

ということで、毎回「コタツ音楽」ばっかりじゃなんですので、ギター購入記念として新シリーズでも(笑)。タイトルの通り「こんなギターが弾けたらなぁ」というものです。好きなギタリストを中心に紹介していこうと思っていますが、まぁ雲の上の存在のような人ばっかりですな・・・。

Django ReinhardtDjango Reinhardt

第一回目は、ジャンゴ・ラインハルトです。彼の1930年代の中半から後半の音源集ですが、これはもうジャズの定番中の定番。そしてここ数年言われるようになった「アコースティック・スウィング」という新しい括りの中で語られるアーチスト達においても、その多くがこのジャンゴのギター・プレイや、ステファン・グラッペリ(ヴァイオリン)らとガッチリ組んでいた彼のユニット「ホット・クラブ・オヴ・フランス」のサウンドの影響下にある、と言えるでしょう。

彼がジャズ・ギターの元祖というわけではないけれども、30年代当時おそらくジャズ界ではまだまだ脇役的な存在だった「ギター」という楽器の魅力を最大限引き出し、管楽器や鍵盤楽器と並んで十分に「主役」となりうる楽器にまでのし上げるのに大いに貢献した数少ないギタリスト、それがジャンゴ・ラインハルトです。彼は物凄い数の録音を残していて、その中で私が聞いたのはほんの数割でしかないと思いますが、彼の魂が込められた歴史的名演の数々は今尚多くの人に聞き継がれ、現役の若いギタリスト達の目標にされ続けているということは本当にすごいことだと思います。