ジョン・レノン

FURU2004-12-08

12/8はジョン・レノンの命日。1980年、ジョン・レノンが凶弾に倒れたというニュースが飛び込んできた時、私はまだ小学6年生で、ビートルズの音楽もまだまだ未体験の頃。当時は「ふ〜ん、そんな偉大な人が死んじゃったんだ」くらいの認識で、さらっとこのニュースも聞き流してしまったものと記憶しています。そのすぐ2〜3年後の中学時代にビートルズにめちゃハマる自分なんて、当時は全く想像できなかったなぁ。

ところで、ジョン・レノンの最も好きな時期ってどの時期ですか?

ノルウェーの森」「イン・マイ・ライフ」「ガール」といった味わい深い名曲を生み出した「65年」、ポールとは全く違った個性で『ホワイト・アルバム』に独特な楽曲を多数盛り込んだ「68年」、衝撃のソロ第一弾『ジョンの魂』を放った「70年」、そしてアルバム『ダブル・ファンタジー』で見事な復活を遂げた「80年」・・・などなど、彼の素晴らしい時期というのは多数あると思いますが、私としては何といってもビートルズ・デビュー当時(62〜63年)のジョン・レノンが一番好きなのです。
アルバムでいうとファーストやセカンドの頃かな(それ以前のオーディション時代ももちろん!)。R&R、R&Bといった音楽の魅力にとりつかれ若々しくひたむきにシャウトするこの時代のレノンの姿は本当に素晴らしい。そして記念すべきこのファースト・アルバム『プリーズ・プリーズ・ミー』に収録された「アンナ」に代表されるような、激しさの中に見え隠れする独特な“甘酸っぱさ”は、他のシンガーには絶対に出せないものだし、その後のレノン自身のボーカルにおいてももう聞くことができない味わいなんですよね。