FURU2006-01-09

昨日は日中にちょっと時間がとれたので、2006年の「初レコ」してきました。自分へのお年玉(?)のつもりで、結構ドバドバと購入してしまったのですが、本日取り上げるのはその中の一枚。blue marbleさんの年末の日記(http://d.hatena.ne.jp/bluemarble/20051223)に、日本におけるビートルズのファースト・アルバム(しかもオリジナル盤!)が紹介されていて、指をくわえながら見ていたのですが、そうしているうちに感化されて購入してしまいました。


The Beatles『Meet The Beatles!』(邦題:『ビートルズ!』)

1964年の4月に発売された、ビートルズのここ日本での記念すべき初アルバム!といきたいところなんですけど、当然のことながらその「再発盤」でございます。残念ながらラベルはもうアップルになっていますが、裏ジャケのライナーは当時のままのもの。中古価格はナント630円。しかもたまたまそのレコ屋が20%OFFセール中だったので、購入価格は500円程度ってことになります。


blue marbleさんの日記では、そのオリジナル盤の迫力ある音質について触れられていましたが、私の買った再発盤にはそのあたりは全く期待できません(笑)。まぁ一応ほんのかすかな期待を持ちつつ針を降ろしてみると・・・。う〜んやっぱり各楽曲の音源は再発の段階で統一されちゃっているのか、我家にある他の再発LPで聞ける音とほとんど変わりがありませんでした。まぁ、しょうがないか。500円だし(笑)。


残念ながら音質では楽しめなかったのですが、選曲や曲順に関してはこれは思いきり楽しむことができました。聞き慣れた曲でも、いつもとは違う別の曲順で出てくるとこれが妙に新鮮なんですよね。特にこの『ビートルズ!』はひじょうに良い選曲・曲順です。少なくともアメリカ盤のデビュー・アルバムよりは、ストレートに楽しめる選曲や曲順がなされていると思いますよ。

(追記:このアルバムはモノラル録音であり、その後モノラル針で聞き直したところ、当然のことながら、音はグンとアップしました。)

そしてもう一つ。当時のまま掲載されている裏ジャケのライナー。実はこっちのほうが今回の目玉だったりして(笑)。今読むと微笑ましい部分もありますが、当時(64年前半)の段階では、よくこれだけ情報を集めたなぁと思います。例えばこんな感じ。


ビートルズ・メモ

■メンバー・・・ジョージ・ハリスン(22歳、リード・ギター)、ジョン・レノン(23歳、リズム・ギター)、ポール・マッカートニー(21歳、バス・ギター)、リンゴ・スター(23歳、ドラムス)の4人。ジョージ、ジョン、ポールの3人はハイ・スクールの同窓生。ジョージとポールはジュニア・カレッジ卒。ジョンは絵画を学んだこともあり、リンゴは本名リチャード・スターキー、指に沢山のringをはめているため、愛称はRingo。

ビートルズ(Beatles)とは・・・beatをもじったもの。beetle(カブト虫)との合成という説もある。

■主義・・・自分のことは自分でやる。主義どおり、彼等の歌う曲は殆どジョンとポールの作品。

■髪形・・・マッシュルーム・カットなどいろいろ言われるが、強いて言えばオカッパ。ハンブルグで苦業中のころ、泳いで来たジョージが髪に櫛も入れずにいたころ、今の髪型ができた。その前は油気のない短い髪だった。最近アメリカでは、“ビートルズ・かつら”が市販されていて、“ビートルズ・シャツ”とともに製造が間に合わないほど売れているとのこと。