アレサのアルバムはさすがにコンプリートには程遠いのですが、結構な枚数を所有しているので、『音楽こそはすべて』では先週あたりから連日アレサが登場しています。紹介文を書く時も一応できるだけそのアルバムを聞きながら書くことにしているので、ここのところ我家では毎日アレサのアルバムが流れているわけだ。本日は68年あたりのアルバムを中心に流していたんですけど、この「68年」という年はアレサ自身が最もノリにノッていた年だったんじゃないかなと、あらためて思ってしまいましたよ。

68年はアトランティックに移籍した翌年。移籍後3作目となる『Lady Soul』を皮切りに、続く『Aretha Now』(写真)、そしてパリのオリンピア劇場での実況録音『Aretha In Paris』と、この年にリリースした3枚は、本当にどれも名盤で楽曲自体の水準も高いし、何よりも彼女のボーカルにもサウンドにも勢いがありますね。「Chain Of Fools」「A Natural Woman」「Since You've Been Gone」「Think」「See Saw」あたりが代表曲かな。68年というと実は私自身が生まれた年でもあります。「自分が生まれた年に最も脂がのっていたアーチスト」ということで、もちろんリアルタイムではないのですが、かなりの愛着を持ってこの時代のアレサのアルバムを聞いているのです。