George Harrison『All Things Must Pass』

ビートルズのアルバムを大体一通り買い揃えたところで、徐々にソロアルバムへも手を出し始めた高校時代の私。ジョージ・ハリスンのファーストソロは3枚組というボリューム。もちろんリアルタイムではありません。84年頃のお話。当時まだ高1くらいで、中古レコード屋さんという存在を知らなかった私が、どこでどうやってこの新品3枚組(たしか6000円くらいしたと思う)を買うお金が絞り出せたのか全く覚えてないんですけど、間違いなくビートルズ・メンバーのソロアルバムの中で最も多くの回数を聞いたアルバムの一枚でしょう。

3枚組でボックスに入った当時のこのLP。あれから20年。たくさんのレコードがラックに並ぶ今となっては、場所をかなりとるしハッキリ言ってホント邪魔なんですよね(笑)。だからコンパクトなCDにでも買い換えればよさそうなもんだけど、どうしても踏ん切りがつかない。ということで、今でも我が家で生き延びている唯一のボックスものLPとして、この「All Things Must Pass」がラックにふんぞり返っていますよ。

「最も多くの回数を聞いたアルバム」と言ったものの、実際に聞くのは4面までで、5面6面はほとんど聞きません。ひょっとしたら今聞いたら新たな発見がいっぱい詰まっているのかもしれないけど、どうしても1面から聞き始めるもんで、いつも2面3面あたりがクライマックスで、4面を聞き終える頃にはもう大満足。だもんで、なかなか5面6面へは辿り着かないんですよね(笑)。

ということで、今日久々にこのアルバムを取り出して聞いていて、ちょうど今4面ラストの「Hear Me Lord」が流れてるわけだけど、やっぱりここでお腹いっぱい(笑)。また次回、5面から聞き始めることにしよう。・・・とか言って、いつ実行されるのか分からないですけどね(笑)。