本日の通勤音楽

FURU2005-02-21

♪John Fogerty『Deja Vu All Over Again』

あのC.C.R.の中心的存在だったジョン・フォガティーの新譜で昨年のリリース。C.C.R.と言えば、60年代後半から70年代初めにかけて活躍したロック・グループ。ということは、その時から見て裕に30年以上の年月が経っているってことになりますが、ここで聞かれる彼のボーカルは、そんな時間の流れを感じさせない、ズバリ言って全く衰えというものを感じさせない素晴らしいものです。いい具合にアクがとれた彼の声がとても艶やかで、とても聞きやすい感触を受けています。

ここに収められた全曲が彼のオリジナル・ナンバー。ベストトラックは「Honey Do」「I Will Walk With You」「Rhubarb Pie」といったグッドタイミーなアコースティックもの。もちろん「Sugar-Sugar」のようなキャッチーでポップなナンバーも良し! そして「She's Got Baggage」「In The Garden」といったロック色の強いナンバーもとてもバランス良く気持ち良く聞くことができます。

こういったベテラン・ミュージシャンの最近の録音って、結構好きなんですよね。一昨年にリリースされたジム・クウェスキンの新作もかなり気に入って聞いてたなぁ。それとアル・グリーンの新譜も素晴らしい内容でしたね。今回のジョン・フォガティーも含めて、これらの作品にはベテランならではの貫禄というか味というか、若手ミュージシャンにはなかなか出せない、いぶし銀の魅力が溢れているんですよね。そう言えば昨年リリースされたボビー・チャールズの新譜をまだ聞いてないなぁ。あと、ダン・ヒックスも・・・。


The Chi-Lites『A Lonely Man』

現在(p.m.11:30)のコタツ音楽。P5さんのセレクトをここ数日聞いていたら、チャイ・ライツを無性に聞きたくなりました。ホントは赤いジャケの75年盤を聞きたいところなのですが、残念ながら彼らのアルバムはこれしか持ち合わせていません(泣)。

彼らの代表曲で全米No.1も記録した大ヒット・チューン「Oh Girl」収録の72年リリース盤。この曲はキャッチーでさすがにヒット性も十分なのですが、アルバム通して聞いてみるとこの曲だけがかなり異色に聞こえてきます。甘茶系キラー・チューン「A Lonely Man」あたりが彼らの真骨頂といったところですが、何と言っても、軽快メロウな「Living In The Footsteps Of Another Man」の粋なコーラスに、今の私の耳はピーンと反応してしまいますね。