本日の音楽

FURU2004-11-17

♪Roy Bookbinder『Travelin' Man』

フィンガーピッキング・ギターの名手ロイ・ブックバインダーの72年ファーストは、もうジャケを眺めているだけでウキウキしちゃうようなアルバム。ブラインド・ブレイクら戦前のカントリー・ブルーズ系ギタリストの技をしっかりと受け継ぎ、アメリカ中のコーヒーハウスを巡って現在もなお演奏の旅を続けているとか。ホント一度でいいからこの目で、生で彼の演奏を見てみたいものです。若手フィドラー、ファッツ・カップリンとがっちり組んだセカンドも素晴らしいですが、彼のギタープレイそのものをじっくりと堪能したいのなら、全曲ギター1本弾き語りによるこのファーストが何と言ってもオススメ。タイトル曲はドック・ワトソンの名演・名唱で有名なナンバーですが、ロイ・ブックバインダーの生き方にあまりにもハマり過ぎていて、ホント出るべくして出されたファースト・アルバムといった感じがします。